学力低下への不安が広がっている。経済協力開発機構(OECD)の5年前の調査で読解力などの低下が判明。これをきっかけに「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」が始まるなど、国は対策に躍起になっている。
埼玉県立高5校(不動岡、浦和、浦和一女、蕨、伊奈学園総合)では、「『ことば力』向上推進事業」という試みが行われている。
言葉で情報を発信できる力を身につけ、思考力や表現力を高め、社会で活躍できる人材の育成が目的。県教委が今年度まで3カ年事業で進めている。
初年度は生徒の国語力の実態などを把握し、同時に全公立高校で高校生向け図書百選を冊子化。昨年度は各校がNHKアナウンサーら言葉や読み書きの専門家を招き、講演や授業を展開。さまざまな場面で生徒の「ことば力」向上を目指した。
「ことば力」向上は授業や問題の理解にもつながるため、「進学実績にもつながるのでは」(高校教育指導課)と成績向上にも期待を寄せている。



