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2010年度入試から県立高校の学区撤廃へ

宮城県教委は2007年2月28日、臨時教育委員会で、2010年3月の入試から県立高校普通科の通学区域(学区)制度を撤廃し、全県一学区とすることを決めた。

これによって受験生は、受験校を自由に選ぶことができる。

現行学区での入試は2009年3月の入試が最後となる。

学区撤廃の時期が決まったことで、石巻地方の関係者からは地域の魅力ある高校づくりの推進や進路指導の強化、仙台への一極集中の加速化を懸念する声が聞かれた。

佐藤禎久石巻市PTA協議会会長は「仙台への一極集中が懸念されるため、これまで以上に魅力ある高校づくりを進めてほしい。受験生が希望校に入学できるよう、進学指導を強化してほしい」と語った。

また、石垣好春宮教組石巻支部書記長は「仙台一極集中が加速し、地方の高校の統廃合が進むことが心配される。拙速な結論は大きな課題を残した。今後、入試制度全般の問題点を明らかにしていく」と述べた。

県教委の臨時教育委員会で、教育委員6人は
(1)生徒と保護者に十分な周知を図る
(2)中学生の進路指導の状況を踏まえ、三年かけて学区撤廃に備えた適切な指導をした方がいい

との観点から、現在の小学六年生が中学生になり、高校を受験する2010年度からの学区撤廃、全県一学区への移行の実施で一致した。

県教委は新年度、市町村教委、県内全中学校に方針を伝えるとともに、新制度の趣旨に関する電話相談窓口を設け、周知を図る。各中学校には新一年生と保護者向けの説明会を開催してもらう。

東北で県立高校の学区が撤廃されるのは青森、秋田に続き三県目。

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